司法書士事務所/法人へ転職の仕方。求人情報の探し方から確認すべき点とは?

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司法書士事務所/法人へ就職や転職について、一般企業と違って、大々的に採用活動などを行っていないので、あまりよく知らないという人も多いはず。

どうやって事務所を探せば良いんだろう。
他業種から転職するときはどうしたら良い?

という方のために今回は司法書士事務所/法人の就職・転職の仕方についてまとめてみました。

目次

司法書士事務所/法人の求人の探し方

司法書士会の求人から探す

司法書士事務所/法人の募集といったら、司法書士会の求人を見ることから始めるという方も多いはず。
各書士会+求人とかで調べれば出てきます。
ただし、書士会で求人掲載しているところは、「青森・新潟・東京・千葉・埼玉・神奈川・茨城・山梨・大分・沖縄」だけになっています。
その他の地域にはないので、上記での勤務を希望する方は一度確認をしてみてください。

基本的には募集内容を見て、こちらから履歴書を送るパターンが多いのですが、司法書士会によっては自分の履歴書を置いておいて事務所側からも連絡取れるようになっているところもあるそうです。
各書士会で対応が違うので自分の応募する司法書士会に確認してみてください。

リーガルジョブボード等のエージェント会社を使う

士業に特化エージェント会社も最近ではいくつかあり、司法書士事務所/法人に特化した求人を掲載しているところです。

情報を集めるのであれば一つくらい登録をしておいておいて、うまく活用すれば求人情報を効率よく集めることができます。

エージェントの中でも最近でよく名前を聞くのはリーガルジョブボードです。

リーガルジョブボードは業界で一番求人数が多いエージェントで一応全国対応していていますが、主に関東と近畿に集中していて、士業向けの求人サイトでは1番多そうな印象。
求人は、司法書士事務所/法人だけではなく、一般企業の法務部も一部募集があります。
ちなみに求人のほとんどが非公開なんですが、所在地でネット検索すればだいたいどの事務所かは分かります(笑)

もちろんエージェント会社なので、自分の希望に近い求人先を紹介してくれ、給与交渉やら希望によっては面接に同行までしてくれます。

エージェントの担当者の評判も良かったりします。以前インタビューをした記事を良かったら見てみてください!

リーガルジョブボードは毎年合格祝賀会もやっています。


過去には行くだけで1000円のクオカードがもらえたり、イベントで景品などももらえたりとお得なので、リーガルジョブボードを利用しなかった人でもこれだけは行ったという方もいます。

より詳しいエージェント比較は以下の記事を参考にしてみてください。

司法書士の求人サイト「司法書士JOBサーチ」で探す

司法書士JOBサーチはエージェントではなく、司法書士事務所/法人に特化した求人サイトです。

100以上の事務所や法人が登録されていて、少しずつですが掲載が増えてきているおすすめの求人検索サイトです。

一般の求人サイトとは異なり、司法書士事務所/法人特有の情報(個人受託の可否)があったりと利用者が気になる情報を事前に求人から確認することができたり、資格の有無や経験者・受験生まで絞れる検索も充実しています。

司法書士JOBサーチ

また、資格者のコラムなども充実しているので、ためになる情報が多いです。

司法書士JOBサーチコラム
公式サイト

ハローワーク、その他の一般求人サイトで探す

司法書士事務所/法人によっては、ハローワークやその他求人サイトで募集しているところもあります。
まぁーだいたい司法書士会に求人を出しているところが合わせて出しているパターンが多いので、書士会に求人がある地域はそこまで新しい発見はないかもしれません、書士会に求人が置けない地域ではハローワークやindeedなどの一般求人サイトに掲載があるので、調べると良いでしょう。

司法書士事務所/法人へ転職する際に必ず確認するべき点とは?

司法書士事務所/法人に転職する際には確認したことが良いことはいくつかありますが、以下の3つは必ず確認してください。

・固定残業代(みなし残業)の有無
・社保の有無
・取り扱っている業務
・雇用契約書の有無

固定残業代(みなし残)

固定残業代(みなし残業)とはあらかじめ一定の残業代を給与に含ませて、残業代を固定して毎月支払うというものです。

みなし残業が多いところは基本的に忙しい事務所なので、必ず確認するようにしましょう。
また、みなし残業を含む金額の給与額を言われたときは基本給がいくらなのかも確認しておいた方がよいです。
基本給に対して正しく固定残業が支払われているのか知っておいた方がよいです。
繁忙期だとみなし残業を超えてかなり忙しくなる可能性も含めて、気をつけてください。

みなし残業時間を超えると通常通り別途残業代が発生するので、みなし残業を超えたのに残業代がもらえない事務所はブラック事務所です。

社保の有無

司法書士法人は一般企業と同じで社保に加入は必須ですが、個人事務所は個人事業主なので、5人以下は、普通に社保がないところもあるので注意が必要です……
改正前は5人以上でも社保がない個人事務所がたくさんあったので、社保が必須になっている傾向は良いですね。

取り扱っている業務

上記の2つも大事ですが、特に扱っている業務について確認することは重要です。
というのも事務所のHPには様々な業務を扱っているように書いてあっても、実際は不動産登記のみで、他の業務はほとんど案件としてない事務所もあったりします。

経験を積むという観点で入るのでしたら、不動産登記から商業登記、後見業務、債務整理と扱っている案件によって積める経験が変わってきます。
そして、案件をどこまで携わることができるかもしっかり確認を忘れずにしましょう!
「経験を積むために転職したのに分業制で毎日同じ業務しかしてない」なんてことにもなりかねません。

雇用契約書の有無

「雇用契約書がないなんて有り得ない」と思う方もいるかもしれませんが、雇用契約書がない事務所もあります。

雇求人情報はあくまでも概要なので、実際の労働条件とは異なる場合があり、雇用契約書がないことでトラブルなりやすいです。

雇用契約書がない事務所は論外なので、そんな事務所だったら辞めた方が良いです。ブラック事務所の可能性が高いです。

司法書士事務所/法人の給与について

【司法書士】
月収25万円~30万円
【司法書士補助者】
月収20万円~25万円

司法書士事務所/法人の月の給与については、一般的に普通の個人事務所だとそんなに給与が高くないのが実情。
普通の一般企業に比べたら年齢関係なく低いところが多いです。
法人でも小さいところだと給与安めなのは変わらず、大きいところになるとそこそこもらえている人は周りにいます。
あとは、法人で忙しいところだと年棒制で給与は高めだけど残業がやばいところとかもあるので注意が必要です。
もちろん上記の例は一般的なので、中にはもっと良い待遇のところや自分で仕事取ってきたりと仕事ができてめちゃくちゃ稼いでいる人もいます。

また、個人事務所だと人数が少ないと社保の適用が免除されるので、社保無しとか普通にあります。
また、残業代をあらかじめ含めるみなし残業も多かったりします・・・・・
なので、面接のときはしっかりこの辺も確認した方が良いですよ。

ブラック司法書士事務所・法人の見分け方

求人が常に出ているところは注意が必要とよく言われますが、事務所右肩上がりに成長しているため、常に求人を募集していて場合や求人に合う求職者がいないために出し続けている場合もあるため、一概にはブラックであると可能性があるとは言えなかったりします。

正直司法書士事務所で本当にヤバいところであれば情報が表に出回りますが、あまり知られていないけどやばいところなどもあり、転職情報があまり外に出ない傾向があります。
そのため、エージェントをうまく利用して情報を得たり、補助者をやっている方や資格者の知り合いに聞いて情報を得ることを必ずしましょう。

面接時の質問に対する受け答えや事務所の雰囲気などで判断するしかなかったりしますが、万が一ブラックの時は資格を持っていれば基本的に就職には困らないはずなので、スキルを手に入れたらとっとと辞めるかそもそも速攻辞めるかすれば良いと思います。

ただし、補助者は資格者よりも転職するのが難しかったりするので、事務所選びには注意が必要です。

まとめ

これから司法書士事務所/法人に初めて就職する人・転職する人は色んなところを受けてみると良いと思います。
事務所や法人にとって扱う業務は違うので、どんな業務をやりたいのか、どんなスキルを身に付けたいのかをしっかり考えて決めた方が良いです。
良くも悪くも最初の事務所や法人での働き方がその後に影響してくると思うので。

現在司法書士事務所で働いている人も「自分は現在の職場で正しく評価されているか」を確認するためにも時々転職サイトを見て、良さそうなところがあれば応募してみるのも良いと思います。
自分の価値が他のところだとどのくらいなのか、他の事務所や法人がどんな業務に力を入れているのか、どういう考えで経営してるのかとかも面接なら直で聞けるので、転職を考えるときの材料になると思います。

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