「新人司法書士・補助者のための登記業務現場の教科書」はこれから司法書士事務所に入る新人司法書士や補助者が読むべき必読書だ!

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・司法書士が登記の専門家って言うけど実際はどんな仕事をしているんだろう。
・これから司法書士事務所に転職するけど不安
・司法書士試験で勉強した知識はどのように実務で使うんだろう

試験に合格してこれから司法書士事務所に転職する方も現在勉強中の方も司法書士が行う業務については知っていても具体的な業務の流れなどは分からない方も多いはず。

そんなこれから新人司法書士や補助者になる方のための司法書士実務導入本が11月15日に発刊されました!

LEC講師であり、実務家としても活躍されている福島先生が補助者時代に作成したメモベースで作成し、新人司法書士や補助者の方が「ここが知りたい」という内容を盛り込んだ本書について紹介していきたいと思います。

目次

そもそも福島先生って何者?

福島先生は大学卒業後、司法書士事務所に補助者として勤務しながら資格を取得し、現在はご自身で事務所を経営されていて実務家として活躍されています。

実務家としてだけではなく、LECの専任講師として在籍しているほか、MID-FMで自身のラジオ番組(毎月第三月曜日)を持ち、パーソナリティーを務めています。

福島先生は超多忙な環境(9時から25時勤務)で司法書士に合格、その経験を活かし「これから司法書士の勉強をされる方や勉強法が定まっていない司法書士試験の勉強を始めたばかりの方向け」の導入本として、「司法書士試験 時短合格術50」も執筆されているので、良かったらこちらも見てみてください!

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「新人司法書士・補助者のための登記業務現場の教科書」の構成

新人司法書士・補助者のための登記業務現場の教科書の構成

イントロダクション 司法書士・補助者になったら

第1部 不動産登記

  • 決済業務
  • 新築建物と登記
  • 住宅ローンの借換
  • 不動産の相続
  • 所有権登記名義人の住所変更
  • 抵当権抹消登記
  • 抵当権変更登記
  • 贈与による所有権移転登記
  • 法人と役員間の土地売買
  • 外国人の土地購入
  • 土地区画整理事業地内の抵当権設定
  • 任意売却と所有権移転登記
  • 山林売買と所有権移転登記

第2部 商業登記

  • 株式会社の設立登記
  • 目的変更登記
  • 役員変更登記
  • 資本金変更(減資)
  • 本店移転登記
  • 解散・清算結了登記

イントロダクションとして、司法書士の取り扱い業務から始まり、不動産登記や商業登記の手続きの流れや注意点が記載されていて、全156ページでまとめられています。

本書は新人司法書士や補助者向けに記載されていますが、勉強中の方にとっても実務のイメージや実際の知識の使われ方を知ることができます。

本書のコンセプト
  • 司法書士試験の勉強を始める方や勉強中の方に受験知識の実務での使われ方を知ることができ、実際の業務イメージが湧く
  • 新人司法書士や補助者の方は業務の流れの理解や注意点を促す

「新人司法書士・補助者のための登記業務現場の教科書」読んで感じたこと

導入本として最適なレベルの本

こちらの本は新人司法書士や補助所の方向けに書かれているため、基本的な業務の流れや注意すべき点が記載されている点が多く、分かりやすいです。

例えば、決済業務と言われても司法書士業務に実際に携わっていないと分からないと思います。
そんな方でも、本書では決済業務の一連の流れをSTEP形式で記載し決済業務に携わったことがない方でも一連の基本的な流れのイメージしやすくわかりやすくまとまっています!

また、必要書類についてのチェックリストもあります。

事務所特有のチェックリストがあれば良いのですが、それがなければ自分自身で漏れないようにチェックして確認する必要があるので、チェックリストは新人にとって参考になると思います。

他士業との関係性も載っている

司法書士の業務は他士業との関わりがある案件もありますよね。
例えば、建物の保存登記なら前提として土地家屋調査士の表示の登記がされている必要があります。

このような他士業との関わりがある場合には、その点にも記載がされているので司法書士業務だけではなく、案件の一通りの流れを知ることができます。

文量が多すぎず、基本的な内容がコンパクトにまとまっている

分量が多すぎ、基本的な内容がコンパクトにまとまっているので、短時間でさくっと読むことができます。
逆に事細かく詳しい内容を知りたい、既に司法書士事務所に勤務していて大抵の業務の流れを知っているという方にとっては物足りないと思います。

あくまでも業務についてあまり知らない新人が読むものと認識してもらえれば良いと思います。

ちなみに文量が増えても良いという方は司法書士実務の導入本としては、以下の「法務アシスト読本」も参考になると思います。

まとめ

司法書士事務所に入るとほんとに案件ごとに色々な業務があって流れを覚えるだけでも結構大変です。

事務所にマニュアル自体が無かったりするので、少しずつ教えてもらったり、自分で見て覚えたりするしかなく、慣れるまで全体像が掴みづらいと思います。
それに、司法書士事務所に入ったばかりの方向けのサクッと読める導入本って無かったんですよね…

上記点を踏まえて、この本はそんな基本的な業務の流れがまとまっていて、しかも読みやすい文量、まさしく導入本としてとても良いです。

試験に合格した方も現在勉強中の方も司法書士が行う業務については知っていても具体的な業務の流れなどは分からない方も多いと思います!
これから司法書士事務所に入る合格者の方や補助者になる方、試験勉強をしていて「司法書士って具体的にどんなことをしてるの?」と気になる方もぜひ手にとって見てみてください。

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